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白洲正子の感性を琵琶湖に探るクルーズ白洲正子探訪

  • #予約制
  • #シルバーウィーク
  • #カルチャークルーズ
開催日
2026/11/03[火] 事前予約制

いまなお多くの人を惹きつける、白洲正子の作品。
彼女の感性の原点は、愛してやまなかった琵琶湖が創り出した、近江の風土にあったのではないでしょうか。
琵琶湖をほぼ一周しながら、白洲正子が魅せられた近江の風土と文化について、『白洲正子と歩く琵琶湖 江北編』『白洲正子と歩く琵琶湖 江南編』(ともに海青社)の著者・大沼芳幸先生が解説します。
昼食はゆったりとした船内で、近江路の味満載のお弁当をお召し上がりください。

白洲正子(しらすまさこ)
白洲正子は、日本の美意識や文化を探求し、独自の感性で伝えた随筆家・評論家です。樺山伯爵家の次女として東京に生まれ、幼少期から能を学び、14歳で女性として初めて能舞台に立ちました。アメリカ留学後にひとめぼれし結婚した夫は、実業家の白洲次郎。
戦後は古美術、仏像、古典文学、工芸などをテーマに、自らの足で訪ね歩き、『かくれ里』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』などの名著を執筆。日本文化の奥深さを独自の視線で伝えた文化人として、愛され続けています。

《ツアー概要》

開催日:2026年11月3日(火・祝)
参加料金:大人(中学生以上)16,000円、小学生11,000円<乗船料、昼食代、竹生島拝観料 込>
※大人1名につき幼児1名無料。幼児でお食事が必要な場合は2,000円が必要となります。
就航船:megumi
募集人員:40名様
最小催行人員:20名様
行程:
大津港10:00発→
沖島・沖の白石(船窓より眺望)→
竹生島上陸→
白鬚神社湖上参拝→
大津港17:00着

※竹生島のみ上陸します。そのほかの関連史跡は、船内からの観望、もしくは船内モニターを使っての解説となります。
※昼食は、船内にてお弁当をご用意します。

<おもな観望・解説地>
比叡山延暦寺と日吉大社・比良山・白鬚神社
海津・菅浦(すがうら)・竹生島
己高山(こだかみやま)と観音の里
伊吹山・鈴鹿の山並み・繖山(きぬがさやま)・沖島
長命寺・八幡山・竜王山・三上山
狛坂磨崖仏(こまさかまがいぶつ)ほか

《講師コメント》

 今なお、多くの人達を魅了する「白洲正子」の文章。
 彼女の感性の底に流れているのは「神と仏との融合」の世界ではないでしょうか。
 従来、神と仏の関係は「本地垂迹」「神仏習合」といった言葉から解説され、仏が上位であり、「神は神である事を業(悪しき因縁の結果)と感じ、仏に救いを求め、神の姿を脱し、仏となるための仮の姿」であると説かれます。よって、神は「権現(仮に現れた姿)」と表現されます。
 仏が上位で、神は下位。当然ですね、この考えを説いたのは仏教者ですから。仏教者は仏教を広く広めるために、様々なロジックを作り上げました。その一つが、神は仏に従うもの、という考え方で、歴史の教科書でも教わりましたね。
 この考え方に疑念を持ったのが白州正子です。日本の風土の中に伝えられて来た、神と仏との関係を拾い集め、そして解きほぐしていきました。そして至った神と仏との関係は、教科書とは全く逆の「仏は仏教を広めるために、日本の神の力を借りなければならなかった」という、概念です。
彼女は何処でこの感性を汲み取ったのでしょう? それは、彼女がこよなく愛した近江の風土ではないでしょうか。近江の風土とは琵琶湖に集約されます。琵琶湖に浮かび、近江の風土を俯瞰するとき、おのずから白洲正子の感性を共有することができるはずです。
 今回のクルーズでは、琵琶湖をほぼ一周し、白洲正子の感性の源を共有する、白洲正子の作品を愛する方々には、またとない機会になるのではないでしょうか。

おもな観望地点(解説ポイント)と、登場作品
・ 比叡山沖:『近江山河抄』日枝の山道
・ 比良山沖:『近江山河抄』比良の暮雪、『かくれ里』葛川明王院
・ 白鬚神社:『近江山河抄』比良の暮雪
・ 菅浦:『かくれ里』湖北菅浦
・ 竹生島:『西国巡礼』竹生島宝厳寺
・ 己高山:『十一面観音巡礼』湖北の旅ほか
・ 伊吹山:『近江山河抄』伊吹の荒ぶる神
・ 繖山:『かくれ里』石をたずねて、石の寺
・ 長命寺、沖島:『近江山河抄』沖つ島山
・ 三上山:『近江山河抄』近江路

≪講師≫ 大沼 芳幸 先生

琵琶湖をめぐる文化史を、考古・歴史・美術・民族・漁業環境などはば広い視点から研究し、その成果の普及活動を行っている。とくに、精神文化の視点から独特の城郭論を展開するほか、白洲正子の作品を通じての琵琶湖文化の魅力発信に力を入れている。『白洲正子と歩く琵琶湖』シリーズ、『琵琶湖八珍』『近江の聖徳太子』『明智光秀と琵琶湖』など著書多数。
NPO法人歴史資源開発機構主任研究員/滋賀県立安土城考古博物館元副館長
ブログ⇒オオヌマズの玉手箱

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