観光案内

竹生島宝厳寺 本堂(弁才天堂)

祈りの階段を登り切った頂上にある宝厳寺の本堂。大弁才天を祀っています。

ご本尊の大弁才天は、江ノ島・宮島と並ぶ「日本三弁才天」の一つです。その中で最も古い歴史があり、開山時(七二四年)聖武天皇の勅命を受けた僧行基が開眼したものです。秘仏である為、普段は非公開となっています。60年に1度公開され、次回の開帳は西暦2037年となります。

現在の本堂は、昭和17年に再建されたもの。堂内では、「願いダルマ」と呼ばれる願掛け奉納をすることもできます。

竹生島港から
徒歩約10分
住所 長浜市早崎町1664-1
URL https://www.chikubushima.jp/
概要

宝厳寺のはじまり

竹生島宝厳寺は、724年、聖武天皇が、夢枕に立った天照皇大神より「江州の湖中に小島がある。その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立せよ。すれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう」というお告げを受け、僧行基を勅使としてつかわし、堂塔を開基させたのが始まりとされています。
行基は、早速、弁才天像をご本尊として本堂に安置。翌年725年には観音堂建立を発案し、後年、その遺志を継いだ浅井の大領が千手千眼観世音菩薩像を安置しました。それ以来、天皇の行幸が続き、また伝教大師、弘法大師なども来島、修業されたと伝えられています。

宝厳寺本堂のみどころ

宝厳寺観音堂は西国33所観音霊場の30番目の札所として今も多くの方が訪れます。
本尊の大弁才天は、江ノ島神社・宮島の厳島神社と並ぶ「日本三弁才天」の一つで、その中で最も古くに建立された弁才天です。そのため、宝厳寺のみ「大」の字をつけ、大弁才天と称することができます。本堂には、左右に鎮座する「宇賀弁才天座像」を見ることが出来ます。よく見ると弁才天の頭頂部に宇賀神が小さく乗り、鳥居が添えられているのが分かります。
また、内陣の壁画は、荒井寛方画伯によるもので正面の壁画を「諸天神の図」、側面を「飛天の図」と呼びます。

弁才天とは

弁才天は七福神の一人として民衆の信仰を集めてきました。人の穢れを払い「富貴・名誉・福寿」「愛嬌縁結びの徳」「子孫」を恵む神です。また「音楽・智恵・財物」の神として吉祥天とともに広く信仰された女神ですが、もともとはインド古代信仰の水を司る神「サラスヴァティー神」で、それが仏教における守護神として取り入れられました。
インドでは「水」には汚れを洗い流す力があるというところから、人々の清き心(菩提心)を守る神として信仰を集め、修行者の守り神として祭られるようになりました。修行を助けるからこそ、芸道、商堂の守り神になったと言われています。
秘仏のご本尊は60年に一回開帳、次回の開帳は西暦2037年となります。

弁天様の幸せ願いダルマとは

弁才天座像の周囲を真っ赤に彩るのは、願いを叶えてくれると評判の「弁天様の幸せ願いダルマ」
このダルマは、手に琵琶を持つ可愛い顔をした弁天様です。一つ一つ手書きで描かれているため、お顔が一つ一つ微妙に異なり、表情にもそれぞれ個性があります。笑顔の弁天様なので、見ているだけでホッと安らぎます。自分の気に入ったダルマを見つけてくださいね。
ダルマを手にしたら、お願い事を書いた紙をダルマの中に収めて奉納することで願掛けができます。奉納すると「弁天様の幸せ願いダルマ」を模した可愛いストラップ御守が持ち帰れることでも人気です。

 

宝厳寺本堂(竹生島)のアクセス情報

「長浜港」「今津港」「彦根港」の各港から、定期便でアクセスが可能です。各港には、無料駐車場があります。
長浜港、今津港から竹生島までの所要時間は、約30分。琵琶湖汽船の定期クルーズ「竹生島クルーズ」にご乗船ください。
竹生島クルーズの詳細は、こちら
彦根港から竹生島までの所要時間は40分。オーミマリンにて運航。

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クルーズも楽しめます♪

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湖西・湖東どちらかも乗船できます。

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