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映画「国宝」ロケ地へ、ミシガンクルーズで!

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皆さん、こんにちは! 琵琶湖汽船のIです。

映画「国宝」、大ヒットでロングラン上映となっていますね。皆さんはご覧になりましたか?

映画「国宝」は、歌舞伎の世界に生きる対照的な男2人の物語で、いくつかの劇場が舞台となっています。

京都の南座が、映画では「京座」(ロケ地・南座)。大阪松竹座が、映画では「浪花座」(ロケ地・先斗町歌舞練場)。そして、東京の歌舞伎座は、映画では「日乃本座」(ロケ地・びわ湖大津館)という名前で出ていました。

びわ湖大津館? びわ湖大津館の設計が東京歌舞伎座(第3期)の建築家でもある岡田信一郎氏であり、ありし日の歌舞伎座に近い様式を今に残していることからロケ地に選ばれたようです。

このびわ湖大津館、ミシガンの出港する大津港から肉眼で見えるんです!

わかりますか?

拡大してみましょう!

見えましたでしょうか? 大津港の北側対岸にあるクラシカルな建物。お天気によって、近く見えたり、遠く感じたり、見えなかったりします。京阪電車でびわ湖浜大津駅~近江神宮前駅が6分、近江神宮前駅から徒歩で20分。クルマ移動で2.7㎞、10分弱の距離です。

今回は、びわ湖大津館までミシガンクルーズでお出かけしてみました。

13:00発のミシガン90、15:00発のミシガン60は、びわ湖大津館の敷地内にある「柳が崎湖畔公園港」に寄港できるんです! 要予約ではあるのですが、予約がない場合でも当日、現地で出港30分くらい前なら受付可能です。

ミシガンクルーズ定期航路の一部分にはなりますが、それでもミシガンのウキウキ楽しい感じを楽しめると思います! パーサーさんたちによる出港式、軽快なトーク。デッキでびわ湖からの景色も楽しみましょう。

びわこ花噴水のある防波堤を過ぎると見えてくるのは、琵琶湖疏水への入り口。「ボートレースびわこ」の手前です。疏水施設が、国宝や重要文化財に指定されたのも記憶に新しいですよね。ここから京都まで疏水がつながっていること、疏水は都が東京に移って活気を失っていた京都復活の機運となったことなど、歴史ロマンを感じるわたしに、びわ湖の風が心地よく…。

大きなマンション群の奥に、三井寺の観音堂も見えます。

15分ほどで、柳が崎湖畔公園港とびわ湖大津館に近づいてきました。

ミシガンを下船後すぐ、目の前にどん! びわ湖大津館です。

映画に出てきたのは、表側だけでしたが、びわ湖側も威風堂々! びわ湖大津館は、もともと「琵琶湖ホテル」の本館でした。旧琵琶湖ホテル時代にお泊まりされたという、多くの皇族の方々、ヘレン・ケラー、ハリウッドスターのジョン・ウエイン、川端康成などの著名人の方々も、きっとレイクサイドを楽しまれたことでしょう。

表側にまわると、そこはもう映画「国宝」ロケ地! 映画では大きな赤提灯や看板で飾られていた玄関から中に入ります。ロビーにあのシーンの面影を感じます…主人公・喜久雄が苦しかったあのシーン。

すっと思い出せなくても、問題ありません! いまなら映画「国宝」ロケ地パネル展が開催されています。ロケ地パネル展と滋賀ロケ地マップで、記憶がよみがえります…。

個人的にテンションが上がったのは、これ↓ 説明書きはなかったのですが、映画のセットだと思うのです…。時代性を感じる印刷物が掲示されている額。いかがでしょうか?

なお、映画「国宝」ロケ地パネル展は2025年9月22日(月)でいったん終了しますが、10月2日(火)より再開されます。9月23日(火・祝)から10月1日(水)のあいだ、びわ湖大津館は「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」のセーリング競技大会に活用されるために休業となります。

びわ湖大津館の2階展望テラスからは、湖岸近くにたくさんのヨット、対岸に小さく大津港が見えていました。1階に映画「国宝」ロケ地、パネル展、レストラン、売店とあるので満足しちゃいがちですが、2階、3階にもぜひ上がってみてください。

ミシガンに乗って、びわ湖大津館に行くモデルコース、片道だけミシガンで、帰りは公共交通機関を使うのも1案ですが、すべてミシガンに乗るコース案もあります。

13:00大津港➡13:20柳が崎湖畔公園港 <びわ湖大津館を満喫> 15:20柳が崎湖畔公園港➡16:00大津港

区間乗船の2回で、ミシガン60のコースをすべて体験できます! 前日までの予約をお忘れなく!

びわ湖大津館 営業時間 9:00-22:00 ※店舗により異なる
(受付時間 9:00-19:30)
〒520-0022 滋賀県大津市柳が崎5番35号
TEL:077-511-4187 https://www.biwako-otsukan.jp/